404ページだけが、3年前の会社を名乗っていました
開く理由のないページに、いちばん古い言葉が残っていた話です。
CTO/COO 熊谷大樹が書きました
2026-09-14 / 技術
8月に、自社サイトを作り直しました。会社の紹介文も、このときに書き換えています。
2023年6月 株式会社ダブルバイセップスは総合Webマーケティングカンパニーです 2026年8月 AI・DXを、現場で動くものにする。決めるところから、渡したあとまで。
9月1日に、古いほうの一文でソース全体を検索しました。1箇所、残っていました。設定ファイル(config.json)の中です。この行を読んでいるページは、サイトの中に1枚だけ。404ページでした。
URLを打ち間違えた人と、古いリンクから来た人が最初に見るページです。そこだけが、3年前の会社を名乗っていました。
4種類のページが読んでいた行を、最後まで読んでいたのが404でした
この一文は、2023年6月15日に書きました。買ってきたテンプレートに入っていた「A SAAS template for nextjs」を、社名に置き換えた日です。当時は、4種類のページがこの行を読んでいました。
2023-06-15 トップ/固定ページ/ニュース/404 の4種類が、この行を読む 2025-05-27 トップが自分の説明文を持つ。固定ページとニュースは廃止 → 残り 404 だけ 2026-08-03 サイトを作り直す。開いたページ全部に、新しい紹介文を書く → 404 は開かれず 2026-09-01 この行を消す → 1,174日目
ページを作り直すたびに、この行を読むページが減っていきました。減っていって、最後に残ったのが404です。作り直しで開いたページには、全部新しい文を書きました。開かなかったページが1枚あって、そこに古い文が残った。それだけのことです。
404ページのメニューは、404に戻っていました
ついでに、そのページのヘッダーとフッターも見ました。同じ理由で、作り直す前の部品のままです。メニューの行き先は6つ。そのうち4つが、もう無いページでした。
/blogs ニュース → 無い /faq よくある質問 → 無い /privacy プライバシーポリシー → 無い /about 会社概要 → 無い / Home → ある /contact お問い合わせ → ある
404ページで「会社概要」を押すと、また404ページに戻ります。そこにはまた「総合Webマーケティングカンパニー」と書いてある。3年前の会社の中を、ぐるぐる回る作りになっていました。無くなったページへのリンクは、2025年5月に固定ページを廃止した日からなので、1年3か月そのままでした。
引用カードの画像も見ました。og:image の中身は /。画像ではなく、サイトの根のURLです。ただ、404ページをSNSに貼る人はまずいません。だから誰も困らず、誰も気づきませんでした。
直したのは、404ページではありません
404ページの文言を書き換える、という直し方はしませんでした。それだと、次に紹介文を変えた日に、また同じことが起きます。
やったのは、config.json から紹介文の行を消すことです。社名・紹介文・引用カードの画像・URLは、他のページと同じ1つのファイル(lib/data/site.js)から出すようにしました。404ページが自分の文を持たなくなったので、次に書き換えるときは、勝手についてきます。
同じ情報を2箇所に書いたら、いつか必ず食い違う——パンくずのときに書いたのと、同じ話です。今回は、2箇所のうち古い側の1箇所を消しました。
まだ2箇所にあるもの
メニューのほうは、消せていません。404ページだけが作り直す前のヘッダー部品を使っていて、その部品は menu.json を読みます。他のページが読んでいるのは site.js です。
今回は menu.json の中身を、いまのナビに合わせて書き写しました。つまり、同じ情報が2箇所にある状態を、自分で1つ作りました。404ページを新しい部品で作り直すときに、まとめて消します。それまでは書き写しです。
本文の「Page Not Found」も、テンプレートの英語のまま残っています。これも今日は直していません。
学んだこと
作り直しは、ページを1枚ずつ開いて進みます。だから開く理由のないページは、書き直されません。ナビにも、一覧にも、sitemapにも出てこないページが、それです。
そして、そういうページに残るのは、いちばん古い言葉です。書いた日から誰も開いていないのだから、当然です。
「全部直しました」と言う前に、いまは開く理由のないページを数えます。404ページ、メンテナンス中の画面、フォームの送信完了ページ、自動送信メールの文面。だいたい、いちばん古い会社が、そこに住んでいます。
この話の続きは、サイトの中にあります
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