白抜きの文字が二重に見えたのは、にじみではなく太さでした
「なんか読みづらい」を、数字にするまでの話です。
CTO/COO 熊谷大樹が書きました
2026-08-01 / 技術
青地に白い太字を載せた節があります。「文字が二重になっていて読みづらい」と言われました。
最初はにじみを疑いました。macOS の既定のアンチエイリアスは、暗い背景の白文字を太らせます。
測ってみたら、違いました
40pxの白抜きを実際に描いて、塗りの面積と中間調の面積を数えました。
塗り 中間調(にじみ) Hiragino Sans 700 ……………… 17.48% 1.90% Hiragino Kaku Gothic ProN 700 14.81% 1.95% Hiragino Sans 600 ……………… 14.81% 1.92%
にじみは、どれもほぼ同じでした。変わっていたのは塗りの面積のほうです。つまり原因はにじみではなく、字が太すぎたことでした。
白抜きに太い書体を使うと、字が膨らんで潰れます。印刷で昔から言われていることが、そのまま画面で起きていました。
測り方でも2回まちがえました
1回目は document.fonts.check() で確かめようとしました。あれは何を渡しても true を返します。
2回目は字幅を測りました。日本語は太さに関係なく全角送りなので、字幅では太さが分かりません。
結局、canvas に描いてピクセルを数えるのがいちばん確実でした。
直したこと
その節だけ、日本語の実フェイスを1段細いものに当てました。font-weight は 700 のままなので、欧文の太さは変わらず、日本語だけが締まります。
大きさも色も、1つも変えていません。
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