改行を辞書に任せたら、「そばに/いる。」で切れていました
文節は合っていて、意味が切れていた話です。
CTO/COO 熊谷大樹が書きました
2026-09-28 / 技術
8月に、サイトの日本語の折り返しを辞書に任せました。BudouXという、文を文節に切る小さな辞書です。文節の切れ目にだけ、目に見えない改行の候補(<wbr>)を入れて、それ以外の場所では折り返さないようにしました。
動くまで、|そばに|いる。 AI・DXを、|現場で|動く|ものに|する。
サイト全体で67箇所。トップページのHTMLには、改行の候補が257個入っています。「決めるところか/ら」のような折り返しは、これで消えました。
iPhoneの幅で、見出しを全部見ました
今日、辞書を通している見出しを、幅375pxで全部並べました。27本あります。2行以上になっていたのは4本。そのうち3本が、意味の途中で折れていました。
トップ 動くまで、そばに / いる。 AIXとは この1年で、変わった / こと 開発の進め方 いい / ことばかりでは、 / ありません。
いちばん上は、社名の次に大事な一行です。それが「そばに」で折れて、次の行が「いる。」だけでした。
辞書は、まちがえていません
「そばに|いる」は、文節としては正しい切り方です。ブラウザは、入るところまで詰めてから、最後に入った切れ目で折ります。幅375pxの画面で、余白を引いた本文の幅は315px。36pxの字なら8文字入ります。「動くまで、そばに」が、ちょうど8文字でした。
つまり、辞書もブラウザも、言われたとおりに動いています。知らなかったのは、「そばにいる」がひとつの意味で、この一行がうちの看板だということです。それは辞書に書いてありません。
3本だけ、手で決めました
トップと「AIXとは」の2本は、読点の後ろに、スマホの幅でだけ効く改行を1本ずつ入れました。「動くまで、/そばにいる。」で折れます。
「開発の進め方」の1本は、事情が違いました。「いいことばかりでは、」の10文字が、315pxに入りません(320px要ります)。だから読点で折る指定をしても、その手前の「いい」で折れます。ここは「いいこと」の後ろに折り返しの候補を1つ足しました。幅375pxでは「いいこと/ばかりでは、/ありません。」の3行、幅390pxのiPhoneでは「いいことばかりでは、/ありません。」の2行になります。
残りの24本は、辞書のままです。それと、辞書を入れる前から手で入れてあった改行(<br />)は、サイト全体でまだ94本あります。全部を辞書に置き換えることは、していません。書いた人が折る場所を決めた行は、そのままにしてあります。
足した重さ
辞書は20KBです。圧縮して配られるので、届くのは7.9KB。先月、動画1本で58MB減らした話を書きました。今月は、改行のために7.9KB足しています。安いと思っています。ただ、足したことは書いておきます。
学んだこと
機械に任せると、9割は良くなります。そしていちばん目立つ1本が、変になります。辞書は文法を知っていて、どの一行が大事かは知らないからです。
「任せる」と決めたあとに、仕事がひとつ残ります。大事な行だけ、人が見る。27本を全部見るのは、スクリプトを書けば数分です。今回もまた、直す手順より、数える手順のほうが残りました。
この話の続きは、サイトの中にあります
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